新聞記事は事実を伝えるだけでなく、価値評価を含んでいる。価値評価をそのまま伝える記事も多い。その価値評価をめぐっては、「うん、なるほど、もっともだ」と首肯できるものもあれば、「いや、ちょっと違うのではないか」と首を傾げたくなるものもある。「うん、もっともだ。自分もそう思う」と首肯できる見解でも、それが世の多数派の意見であれば、それは(少なくとも私の)ブログのネタにはならない。「激しく同意!」と書いたところで、そんなものは平凡で陳腐なブログ記事にしかならないだろう。新聞記事には、この他にも「むむ、どういうことだ?」と思わせる記事もある。首を傾げるというより、内容がうまく飲み込めない記事である。そんな記事に出会うと、自分の理解力が不足しているのかと思ってしまう。オレもとうとう焼きが回ったのか、と・・・。きょう...日本と二重基準(ダブルスタンダード)
読者諸賢は(競馬の)馬券を買ったことがおありだろうか。話を簡単にするために「単勝」の馬券を買うことを想定してみよう。「単勝」とは、1着の馬を当てるものだが、1着になりそうな馬は人気が高く、この馬の馬券を買う人も多いから、私がこの馬の馬券を買い、予想が的中してこの馬が1着になったとしても、私が手にできる払戻金は高が知れている。これとは逆に、1着になりそうにない馬は人気がないから、この馬の馬券を買う人は少なく、この馬が1着になったときの払戻金も高額になる。いわゆる「大穴」のケースである。私は大学生だった頃、友人に誘われて何度か馬券を買ったことがある。1度も勝ったことはなかった。理由ははっきりしている。私はいつも「大穴」ばかり狙っていたのである。人気のある馬の馬券を買えば、当たる確率は高くなるが、当たっても手に...ショーヘイ問題の真実
やっぱりなあ。自分の危惧の念が的中したことにドギマギしながら、私は今、危惧の念をいっそう募らせている。イランがイスラエルへ報復攻撃を行った、ーーそういうニュースを聞いたからである。「イランは現地時間14日未明、イスラエルに向けてドローンやミサイルを発射した。シリア・ダマスカスのイラン公館が4月1日に攻撃されたことへの反撃が、近く起きると予想されていた。イランが自国内からイスラエルを直接攻撃するのは、今回が初めて。イスラエルとイランの直接対決から中東全域を巻き込む地域戦争に拡大する危険が、広く懸念されている。」(BBCNEWSJAPAN4月14日配信)以前、私はブログで次のように書いた。「そうまでしてアメリカとの同盟関係(=主従関係)を維持することに、どんな意味があるのだろうか。このまま突っ走って、日本は果...イランのイスラエル攻撃と日本
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