きのうは本ブログで、ドイツの極右政党『ドイツのための選択肢』(AfD)のワイデル党首へのインタビュー記事を取り上げた。引用に際して、意図的に省いた箇所がある。引用は、この政党がなぜ自国第1主義を掲げるのか、それを示すためだった。だから余計なノイズはカットしたのである。カットした部分、それは、ワイデル党首がアメリカのトランプ前大統領への支持を表明した件(くだり)である。「(ワイデル党首は)米大統領選でトランプ前大統領が勝利すれば停戦が実現するとし、『明らかによりよい大統領になる』と期待を示した。」(朝日新聞7月1日)トランプ前大統領は極端な自国第1主義者である。この点からワイデル党首がトランプ前大統領に共感を示すのは、よく解る。解らないのは、「米大統領選でトランプ前大統領が勝利すれば停戦が実現する」とワイデ...トランプはロ−ウク戦争を泊められるか
きのうNHKの「ニュース7」で次のニュースを聞いた。「マクロン大統領は6月上旬に行われたヨーロッパ議会選挙で、みずからが率いる与党連合が自国第1主義や移民規制を掲げる極右政党の国民連合に大敗したことを受けて、国民議会を電撃的に解散しました。」(NHKNEWSWEB6月30日配信)ここからわかるのは、極右政党の「国民連合」がフランスの社会を席巻し、マクロンの「与党連合」を追いつめていること、この極右政党が自国第1主義や移民規制を掲げていることである。だが、そもそも「極右」とは何か。NHKのニュースにはその説明がない。ネットで調べてみた。Wikipediaには「過激な保守主義、超国家主義、権威主義の傾向がある政治思想のスペクトルのことで、しばしば民族主義的傾向も含む」とある。ここでいう「超国家主義」とは、国家...極右の台頭に思う
バイデン大統領がテレビ討論会でトランプ前大統領に惨敗した。81歳のこの老人は大統領選から撤退すべきだ、との声が民主党内からも出ている。きのうは新聞もテレビも、この話題で持ちきりだった。きょうの朝日新聞によれば、バイデン大統領は次のように述べて、撤退の意思を否定したという。「仕事を全力で成し遂げられると心から信じていないのなら、再び立候補することなどあり得なかった」(朝日新聞6月30日)バイデン大統領は今、(トランプとではなく)自らの〈老い〉と戦っていると言えるだろう。「見た目」(フィジカル)の老いと戦い、見えない内面(メンタル)の老いと戦っている。上の発言は、「私はフィジカルでは老いたが、メンタルではまだまだ元気だ」と言おうとしているのだろう。だが、これに対しては、次のように言いたがる人も少なくないに違い...撤退を否定したバイデンその真意は
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